[ 猫について ]
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Q&A
猫の病気と予防
病気に対する健康管理
■猫の予防注射の大切さ
猫は伝染病が特に多い動物です。犬と違って薬に対する制約が多い動物で、犬とあまり変わらないと思っている飼い主が多いように思います。
風邪という病気を例に出しますと、犬とヒトには「アセトアミノフィン」という成分の入った風邪薬が使用できますが、猫に服用させると中毒を起こし死亡する場合もあります。
ウイルス性伝染病にかかった場合、ウイルスを殺す薬は基本的にありません。予防注射で防ぐしかないのです。 ご存じでしょうか?「治療は予防の10倍の費用がかかることを・・・」
■混合ワクチン
生まれて2カ月で初回、3カ月以上で2回目のワクチンを接種し、以降は年1回追加接種を受けます。混合ワクチンを接種することにより、パルボ、カリシ、ヘルペス等のウイルス感染を予防することができます。また、これらの病気の中でパルボウィルスは体外に排泄されてからも長く生存するため病気の猫と接触がなくても、ウィルスが人や昆虫に運ばれて感染がおこることがあります。したがって、室内飼育の場合でもワクチンは接種しておいた方が安心です。
■不妊手術
雌猫で子供を産ませる予定がない場合は、最初の発情がくる前(6〜8カ月位)に避妊手術をしておくと、子宮蓄膿症(子宮の中に膿がたまる病気)・乳腺腫瘍(乳腺にできるホルモン起因の腫瘍)・猫エイズ・猫白血病などの病気を予防することができます。
避妊手術をしていない雌猫の場合は病気の発生率が高くなる5才以降、病院で定期的に検診を受けたほうが良いでしょう。早期に病気を見つける事ができれば、治癒率も高くなります。 雄猫では陰睾(睾丸が陰嚢に降りてこない)の場合はそのままにしておくと、高い確率で腫瘍が発生するので、2〜3歳までに去勢手術をしておいた方が良いでしょう。また、雄猫特有の病気として前立腺疾患や肛門周囲腺がありますが、発生率はそれほど高くはないので、問題行動(発情時の興奮や徘徊)で困るときに去勢を検討すれば良いでしょう。去勢することにより、けんかが減るので猫エイズや猫白血病などの伝染病に感染する可能性が低くなります。不妊手術の後は、太りやすくなる事が多いので運動や食事管理に注意する必要が有ります。
■歯周病の予防
猫の歯は人と同じように乳歯と永久歯があり、6カ月齢で乳歯から永久歯にはえかわります。もし、歯の手入れをしないで放っておくと、4〜5歳で歯石がつき、やがて歯槽膿漏で歯が抜けてしまいます。歯を磨く習慣をつけられれば生涯にわたって健康な歯を維持することができます。いきなり歯ブラシで磨くと懲りさせてしまうことも多いので、始めはガーゼで口の周りを触る習慣をつけ、徐々にしっかり磨く習慣をつけると良いでしょう。歯槽膿漏が心臓病や腎臓病の原因になる事も有るので、単なる美容上の問題ではなく、健康管理の上でも非常に重要です。
■尿石症の予防
猫は水を余り飲まない動物なので他の動物に比べて濃い尿を排泄します。健康なときの尿は弱酸性ですが膀胱炎等の原因で尿がアルカリに傾くとマグネシウムとリン酸が結晶化し、尿石症となります。雄では尿道が雌に比べ細くて長い為、閉塞しやすく、もし詰まってしまうと尿毒症となり数日で命を落としてしまう可能性もあります。
尿石症は食事管理で予防できる病気なので食事を選ぶ時には尿石症の予防(マグネシウム成分の少ないもの)ができるかどうか注意して選び、成猫では食事の回数を2回または1回とし食事を置きっぱなしにしない事が重要です。また、定期的に病院で尿検査を受けておくと安心です。
■事故防止
猫は好奇心が強く、誤って異物を飲み込んで腸閉塞や中毒を起こしたり、いたずらで火傷や感電などを起こす事があります。この傾向は特に幼猫で強いので飼育を始めた当初は特に注意が必要です。 また、胃が悪い猫も本来食べ物でないものを飲みこむ事が多いので胃が悪い場合は早めに治療する事が必要です。
屋外で飼育されている猫ではエイズや白血病がまん延しており、交通事故が非常に多いため室内で飼育した方が安全です。
年間予防スケジュール
あなたの猫が健康で快適な生活を送るためには、しっかりとした管理スケジュールのもとケアしていくことが大切です。とくに生後1年間は、ワクチン接種や検診が続きます。忘れずにスケジュールをチェックしましょう。
HAPPY BIRTHDAY!
第1回検便と寄生虫駆除
第2回検便と寄生虫駆除
年1回の健康診断、年に1〜2回の混合ワクチン追加接種を行う。
よくある病気
■猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎)FPL
原因
ウイルス
予防法
ワクチン接種
パルボウイルスの感染により起こります。 (猫と犬のパルボウイルスはお互いに感染する事はありません。) 潜伏期は3〜4日。 仔猫の場合は死亡率が高くなります。
症状
嘔吐、黄灰色や血色の下痢便など。
感染経路
嘔吐、黄灰色や血色の下痢便、ウイルスは経口により感染。
治療法
輸液や抗生剤投与による対処療法、維持療法。
■猫カリシウイルス感染症(FCR)
猫カリシウイルス(FCR)が原因で起こります。 症状は人間の風邪に似ています。 猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)との混合感染も多く、症状だけでの区別は困難です。 治療が遅れれば、慢性の蓄膿症(副鼻腔炎)になる事もあります。
食欲減退、発熱、口内潰瘍など。
くしゃみや鼻水などの飛沫感染。