ペットの病気
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よくある病気


■狂犬病

■原因  :ウイルス
■予防法 :ワクチン接種
犬、猫、人間をはじめとする全ての温血動物に感染します。
感染した場合100%の発症率、死亡率も100%に近いという恐ろしい病気です。 1957年以来、日本での発生報告はありませんが、世界的には狂犬病が消えてなくなったわけでは無いので、海外旅行や、ペットブームによる動物の輸入が盛んであるため、いつ日本に入ってきても おかしくありません。
■症状  :
うつ症状、神経質、不安感、異常なまでの怯えや攻撃性(傷口を舐めたり噛 んだり、ゲージに噛みつくなどの徘徊行動を繰り返す)、興奮性、刺激に敏感に 反応する、険悪な顔つき、筋肉の不調和、発作、麻痺、流涎過多、泡を吹く など。
■感染経路:唾液中に多くのウイルスが含まれ、創傷部や粘膜面から感染。
■治療法 :治療は行いません。感染が確定した場合、安楽死させます。

■ジステンパーウイルス感染症

■原因  :ウイルス
■予防法 :ワクチン接種
食肉目に属する様々な動物(犬科、ハイエナ科、イタチ科、アライグマ科、ジャコウ猫科、猫科など)がこの病気に感染しますが、致死率はそれらの間で大きく異なっています。
感染から最初の3〜6日後の最初の発熱はほとんど気づきません。ハードパッドと呼ばれるパッド(肉球)の硬化がみられ、致死率が極めて高いです。完治しても神経症状(チック)などの後遺症が残る場合があります。
■症状  :
初期は咳、発熱、目ヤニ、鼻汁、嘔吐、下痢などの消化器、呼吸器症状。
後期では癲癇発作と抑うつを伴った痙攣(ケイレン)、全身麻痺などの神経症状等。
■感染経路 :
くしゃみや鼻水などの飛沫感染。
排泄物(便)や嘔吐物の中に含まれるウイルスは経口により感染。
■治療法 :
消化器系に対する輸液や、呼吸器系に抗生剤投与による対処療法、維持療法。